おはようございます。今朝は窓を開けて換気しても寒くは無い穏やか朝です。ペコも15歳になり昼は寝てばかりですが、朝だけは早起きで5時頃から起きてよ~って騒ぐのですが、コチラはまだ寝ていた・・・それでも起こされるから仕方なく今から半時前に起きた。今朝は震災前に在った食べ物屋さんの話でも書こう。鰻屋さんなら扇屋さんだろう。相当な老舗で江戸時代の末から続く本当の老舗だ。場所は私が通ったカトリック幼稚園の下だったので、その頃から場所の記憶がある。当時一番の賑わいだった賑商会通りって称した通りの中ほどだ。初めてここの鰻蒲を食べたのは、我が家が幾らか豊かになった高校生の頃だろうか、その美味しさには仰天した。まだその頃は天然物が捕れていて、岩井崎という海岸に在った旧伊達藩の塩田跡あたりが良い漁場でそこの鰻も使われたいた頃だろうか。お店の近くには町一番の本屋もあり暇が有れば自転車で立ち読みに行き夏休みの頃だとお店から火事かと思う程に焼いてる煙が立ち上っており、食いたいな~となった。震災前に代替わりしたが味は落ちずに嬉しかったし、例会も二度程開かせて頂き、ラ・トゥールなどのボルドーで蒲焼、白焼きを堪能したのは幸甚です。しかし若旦那は病弱でその後お店は開いたり休んだりを繰り返し震災後は暖簾を下げた。由緒あるお店の一番に上げて良い暖簾で、忘れられない味である。