おはようございます。昨日はジュアンの赤23の二日目、開かなかった初日とは違い優しく開きましたが、やはりまだ22程には成らず・・が私の感想です。昨日は久しぶりにオーディオ装置を鳴らしました。もういつでも良い音で鳴る確信がありますから、調整で鳴らす必要が無いので、聴きたい時しか鳴らしません。聴いたのLPもCDも1957年頃、デッカの録音です。1953年頃からキングレコードが日本盤を出していて、商標の関係でロンドンレコードで販売されていたそうです。CDはシャブリエのエスパーニャ、ロンドンフィル、恐ろしい程にレンジが広く大太鼓のホールの空気を揺るがす感じからピッコロのハイノートまでまるでハイレゾで録音したかの様に聞こえますよ。デッカって会社は戦前からレコード会社として存在していて、広帯域録音を早々と実現し、その技術で戦時にはソナー(英名アズテック)やレーダーの高性能化でドイツを圧倒した技術力のある会社です。戦後も船舶の航行用の位置情報装置、これもデッカ航法として使われ日本の自衛隊でも2000年頃まで使われた。そんな技術力の塊みたいな会社が英国に存在していたってお若い方は全く知らないと思うが、少し大きくて良い装置で50年末から60年代にかけての録音を聴けばトンでもない録音だと感じ、興味を持って貰えるだろう。ドイツのクラシックレーベルのグラムフォンとは当時大きな技術力の差が存在したと私は思っている。新しいデジタル録音をデッカレーベルで聴いてもあの広大なホールの大きさは感じられず、当時の録音技師の凄腕はどこから来たのかと不思議に思う。デッカSXL2020で探す事は出来ると思う。スペインに行った気分になれる銘盤で御座います。ザックリ書きましたので誤字あればお許し下さい。


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