試飲しました(2024/09/23)
2本目です。ボルドー知るの格好の教材。
こんなに安くて16年経過だから、クタビレてる…って思われても仕方が無いかもですが、正反対です。
個体差があるでしょうが肩口に分厚いオリがこびりつき4日間剥がれずに終わりました。
初日に見つけ下に行くほど濃くなるぞの予想通りですがそう感じるのは3日目からです。
最後の4日目は相当に立派で、サンテミリオンの2,000円~3,000円クラスの09物みたいに成長します。
最後には近頃では滅多に無い大量のオリが残りました。
この成分がある程度液体に戻ると更に立派に成長するのですが、それにはかなりの時間が必要でしょう。
そこから先は半透明な酒石酸に変わるのですがここまでは後10年以上は必要でしょうから、適当な話だと思って下さって結構です。
横置きの箱で来ればこのようなオリは残るのですが。縦置きの箱で届いてこの状況ですから相当な頑固者だったのは確か、だから残っていた…安いの理由です。
5~6本買って1年に1本づつ飲むと変化が手に取る様に解ると思います。
試飲しました(2024/05/14)
開けた日は要素がバラバラ、15年超した入港程無いボルドーですから当然、待つべきです。
翌々日には大幅に良くなって本来の右岸の味わいです。
カシス、ブルベリーと僅かにスパイスって案配、キノコのニュアンスも。
これなら家庭の肉料理、中華でもなんでも御座れでしょう。
2010年以降のモダンボルドーのスタイルでは無く、古き良き時代の味わいが残っていて、古強者には喜ばれるでしょう。
呉々も初日はご機嫌伺い程度にしてください。
お客様の声(2021/06 30代のシニアアドバイザーH様)
外観は熟成のニュアンスがかなり見られていてオレンジがかったガーネットとなっている。
香りを取ると雨上がりの森に入ったような香りからカシスやブルーベリー、熟した赤果実の香りが広がります。
また熟したワインで認められるキノコの香りもします。
味わいはとてもまろやかで酸味もほどよくバランスがとても良く取れています。
元々メルロー主体で早摘みし軽めに作られる産地ですが、骨格がしっかりしたワインは熟成するとまるでボーヌの果実味が強めのピノのような変化をするんだなと感じました。
お客様の声(2021/05 batten様)
硬く短めのコルクを抜いてグラスに注ぐと熟成してるが健康体が見える。
冷涼感と完熟&砂糖煮のフルーツが香る、プルンとレーズンは6:4ぐらいか。
抜栓直後はやや屋根裏が出たがスワリングでクリア。
遠くに乳製品がある。
味わうとピークなんだろうか美味しい、メチャ美味しい。
でも若いピークじゃないね、人に20代30代40代と美しさのピークがあるように何度目かの美味しさなのかも。
豪華ではない長いアフターが良いねぇ。
香ばしい手羽グリルの香りと同調してる。
チュルンと液体が胃の腑に落ちる、これで3桁なら問題なしの太鼓判です。
2日目は何だろう、香りの世界が広がってる。
味わいもまとまりが良くなり2ラングレベルアップ。
メルロが主体のボルドーに求める要素が十分なワインだと思う。
試飲しました(2021/05/01)
大丈夫か~って言われても当然、覚悟してますが試飲してます。
数年前は06でマショールが当たったしね。
想像するにタンク保管後にボトリング、でも売れなかったんで放出されたんでしょう。
信じられない位に綺麗に熟成、ピークになってます。
ウソみたいでしょうが、南のピノ、マランジュとかの雰囲気すら有ります。
2日目は普通の右岸のお手頃古酒になる。
初日の、多分開けて6時間程度、続くだろうクリアな味わいだけで値打ちがある。