カベルネ独特のピーマンのような青臭さはなく、果実味の透明感がある。質感もきめ細かくシームレスでタンニンも程よい。50-60%は全房発酵。以前は全房で仕込んでいたが、梗の熟度具合の判断が難しいので全房は止めたそうだ。梗の熟度は個々の房によって異なるので明確なデータ実証が難しく感覚で判断するしかないそうだ。経験から実や種が十分に熟していると梗が緑でも味わいは熟しているが少しでも熟しすぎると梗は茶色になり、それでは遅いそうだ。ドメーヌではラルロの様に小さなケースで一房
一房丁寧に見極めながら手摘みで収穫し房を壊さないように重ならないように箱に入れ、また梗も傷つけないように運ばれる。またワインが疲れないようにポンプも使わない。基本的なことの一つ一つがとても大事でその全てを疎かにしないからこそ高い品質を維持できるのだ