シラー100%。
収穫された葡萄は除梗後、2度にわたる厳しい選果を行ないます。5~8日間の低温浸漬後、約30日間に渡る醗酵・マセラシオンを行います。その間人の手で優しくピジャージュ。フレンチ・バリック(新樽100%)にてMLF後同バリックにて18ヶ月熟成。
ベッサ・ヴァレーの畑の中に1.8haのみシラーの栽培に適した特殊なphの土壌があり、またパザルジクの乾燥した温暖な気候により非常に優れたシラーが出来ることに着目したナイペルグ伯爵がブルガリアでのシラーの可能性を追い求めて生産したキュヴェです。
カシスやブラックベリーなど黒果実を中心に、革のような野性的ニュアンス、シラーらしいたっぷりのスパイス感も。柔らかく官能的な口当たりのあと、凝縮された果実味と伯爵がエニーラの特徴と謳う「石灰質のミネラル」が広がります。カリフォルニアの濃厚なシラーと、エレガントなローヌの両方の特徴を併せ持つ味わいです。