
創業当時から毎年作られている、仲田さんが最も愛しているシャルム・シャンベルタン。平均樹齢45年のVV。収量は30hl/ha。天然酵母のみで発酵。シャサン社製「グラン・ファン」の新樽1樽、同1回使用樽2樽で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
<仲田さんのシャルム・シャンベルタンが凄いポイント3点>
1.樹齢300~400年の古木から作られる樽(1樽のみ)を使用している。
樹齢が若いと「木の節(ふし)」が多くなります。この節が多くなると「=タンニンが増え」ます。樹齢300~400年の古木ともなると、木目が細かくなり、節が限りなく小さくなります!その樽で醸された液体は、とても滑らかでシルキーな味わいに仕上がります。
ちなみに日本では樹齢300~400年の古木ともなると、御神木と呼ばれることが多くこれを加工するともなると、それこそ式年遷宮での使用や御神木祭などで使われるほどの神聖なものになるので、樽に加工されることはまずないでしょう。
2.シャルム・シャンベルタンの畑は、チーム仲田が栽培から収穫まで全て行っている。
ジュヴレ・シャンベルタン村の畑は、仲田さん含め、チーム仲田が「栽培~収穫」まで全ての工程を自ら行っています。普通ネゴシアンだと契約農家との兼ね合いで、大抵「収穫のみ」しか畑を触らせてくれません。しかし仲田さんのジュヴレ・シャンベルタン村の畑は、仲田さんのご友人が所有しており「好きにやっていいよ」という契約を結んでいるため、「最初から最後まで、思うがままに」栽培、収穫を行っています。そのため “中身はドメーヌ物” と言っても過言ではなく、酒質もドメーヌ物と殆ど同じ仕上がりになっております。
※違うのは「全房比率」のみで、あとはほぼドメーヌ物と同じ。
3.衛生のため必ず新樽を使用する(使用樽は使わない)
使用樽(古樽)は清掃されてはいるものの、糖分や水分が含まれているためバクテリアが生えやすく、どうしてもリスクが発生します。仲田さんはそのリスクを避けるため、必ず「新樽」を購入し使用します(新樽は100%清潔)。しかしご存知の通り、デリケートなブルゴーニュはプレスした後、コンクリート層やステンレスタンクで浸漬、1次醗酵&マロラクティック醗酵をしてから新樽に入れると、樽の香りが強くつき、本来のピノ・ノワールの美点が損なわれます。
そこで仲田さんが編み出したのは、収穫したブドウをそのまま新樽にいれ、そこで浸漬、アルコール醗酵を行います。そうする事で樽の成分もブドウの成分と一緒に溶け込み、非常に滑らかな酒質になります!またピジャージュを行うことを止め、グラスで液体をすくい、果房が乾燥しないようにそーーーっとかける程度まわし注ぎます。
更に新樽醗酵も、樽の天板を外して行い、発酵が終わったら天板をはめ直し、そのまま樽熟成を行います。
この手法は、あまりにも手間暇がかかる上に、新樽という高いコストがかかるため、ブルゴーニュでもルー・デュモンしか行っていません!
ちなみに、この工程を見たエマニエル・ルジェ氏から
「そんなことやってるのか!?お前変人だな…(笑)」と、お褒めの言葉をいただいたようです。
*画像は2016年を使用しておりますが商品は2023年です。ーでビン詰め。
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