お客様の声(2021/03 徒然わいん様)
この日の夕食のメインは鶏もも肉の炙り焼き。
塩胡椒して脂を落としながらじっくりとガスレンジのグリルで焼くだけですが、これが一番ブルゴーニュ赤によく合うのです。
ワインは果実の年2018のルー・デュモンのブルゴーニュ。
色はブルゴーニュとしては中程度の濃さの赤みの強いルビーレッド、エッジまでほぼ同じトーン、グラスの底は余裕で見えます。
グラスからは、酸を連想する赤系果実香、ブラックチェリーのか果皮の香り、エロい感じの白粉香、鼻腔の奥をつツーンと刺激するトーンの高い香りで、迂闊に吸い込むとむせむせる咽せるくらくらい。鰹系の旨みを連想する香り。
口にすると、少々の果実の甘みとたっぷり棟したか果実の旨み、やや強めの酸、やや強めの苦み、舌を軽く刺激する辛み、果実味にマスクされて最初は軽めに感じるが後からジワジワと来る存在感のあるタンニンの収斂味。
杉を思わせる樽?の香味が後に清涼感を残して行き、次の一口を誘います。
味付きがとても良くて濃口系。
2018のブルゴーニュを何本か飲んで、ロベール シリュグのが今のところ一番良いと考えていたが、
これも、違うキャラクターがあって、シリュグに負けないくらい良い。
もう少し香りにスパイス系が入ると最高なんだけどな。
試飲しました(2021/01/14)
初日の1杯目、飲み込んだ後の旨味感のアフターが素晴らしいです。
13%と標準で味わいは北の畑の葡萄、ドメーヌがジュヴェレですから当然でしょう。
ですから通の方が嫌う過剰な熱量感は皆無。
2杯目からは少しフラットになり、家内に言わせると、日本武士の様な凜とした佇まい。
バランスは前に書いた通り抜群、但し外交的、訴える部分が止まっていた。
翌朝にワンフィンガー飲んで、それは解消されつつ有ると確認。
仲田さんの個性が確立、彼の実直な姿が目に浮かぶ様な出来映え。