テッレ デル バローロは1958年に22の生産者が集まり設立。現在、約400人の契約農家が所属しております。2007年からダニエーレ ポンツォがメインのエノロゴとなり、さらに評価を上げております。化学肥料は必要な時のみ少々使用し、これまでも数ヶ所の畑ではオーガニックで栽培。除草剤は使わず雑草を生やして月に1度刈り、そのまま肥料へ。ひとつの畑に2~3種のクローンを植え、複雑さも出しております。
醸造責任者のダニエーレ ポンツォは、価格以上のものになると考え、このワインに力を入れています。バローロのセカンド的なポジションではなく、ネッビオーロ ダルバとして第一線に立てると考えています。畑は、ランゲの様々な村にあり、粘土質石灰岩土壌です。収穫時に選別します。発酵前にコールド マセレーションし、色とアロマを抽出します。26~28度で、8~10日間発酵させます。トノーと大樽で短期間熟成させています。また、ワインに甘さが出て、タンニンが丸く柔らかくなるよう、半分の樽のロースト温度を低くし、焼き入れの期間を長くしています。スミレ色の縁どりのある典型的なネッビオーロの赤色。スミレやバラ、ベリーの香りに、熟成による樽の風味が感じられます。味わいは力強く、しかもデリケートです。程よいタンニン、甘ささえ感じさせるフィニッシュがあります。