2020年が入荷しました。
ラングドック(モンペリエの畑より収獲)のシャルドネ100%。
ロロン・エ・フィスは1821年に設立されたボージョレを中心にフランス各地のワインを手掛けるネゴシアンです。2002年の5月には、ルイ・ジャドを買収した事でも知られる大手のネゴシアンで、生産するワインの品質には定評があり、フランス国内はもとより世界各国で愛されております。ボージョレにおいては、あのジョルジュ・デュブッフよりも古い歴史を持ち、自社瓶詰をする傍ら研究施設も併設しており、コンサルタント業務においても各生産者より絶大な信頼を集めています。
シンプルなステンレスタンクの醸造ですが「このプライスレンジのフランスのシャルドネ」という枠の中では非常にバランスよく出来ています。南フランスのシャルドネは日照量の豊富さから過熟気味となり、変にエグ味の感じられるシャルドネも見受けられますが、ロロンのシャルドネはエレガントに仕上がっており、収獲時期の見極めなど、非常に栽培の質の高さが感じられます。昨今の「エレガント思考」に寄りつつある市場を考えれば、様々なお料理に無理なくお供できるシャルドネです。