ここは殆ど無くなりそうな、ハイレベルかつ家族経営のポムロルのシャトー、ですから応援したくなる店主です。
ファーストはパワーが在りすぎで我々にはセカンドで充分14.5%です。
試飲しました(2019/10/15)
前回の試飲から1年半年ぶりです。14年のポムロルが続々と飲み頃に入り、これはどうか?
最初に飲んだときは出来立ての濃くてジューシーな状態でしたが、それでも大物ぶりでした。
今回は対抗馬を用意しました。
ラコスト・ボリー15、グランピュイ・ラコストのセカンドで、ボリー家の次男で15ですから良い物で値段もほぼ同等です。
息子に言わせると、先にマ・ノワール飲んでボリーに行くと、ボリーがシュペリール程度に感じてしまう、って印象らしい。
味わいの複雑さが決定的に違うと思う。
セカンドのくせして14.5%って凝縮度を持ち、それが単にアルコール感でなく、それらの要素になっているのだろう。
3日目は凄い事になっていて、ラコスト・ボリーは子供扱い。
ル ゲィ13、つまりファーストの13年並みの良さに達してた。
ソレのお値段は1.3万位ですけどね。
初日は出汁味から始まるから更に面白い。
数ヶ月立てた個体だからですが。
試飲しました(2018/04/15)
14.5%のセカンドって凄く思いませんか?
初日はクリアーで明るめの色合い。多分??って思うでしょうね。
飲んでも赤いリキュールって言える程に甘さが表面に現れ、私なぞ飲むのが気恥ずかしくなるほど、コケティッシュでした。
2日目はガラリと表情を変え、黒味を帯びた赤で不透明になり、黒糖系、ローストのニュアンスで右岸のメルロって雰囲気がプンプン漂います。
3日目も4日目も落ちずにパワフルです。
13年物のコレがやっと本来の姿を見せ始めたので、コレも後二年位は必要かも知れませんが初日のあの魅力にノックアウトされる方も居られるかと思う。
12年、13年のメドック側を買う予算があったら迷わずにコレです!