設立から15年のインポーターのフィラディスさんの「日本に成熟したワイン文化を根付かせる」という目標を掲げた企画のワインです。
スペインからタンクで輸入し、輸送のコスト(瓶の重量)をかなり押さえております。その分価格をお安くできる、とても画期的な試みです。
瓶詰めは日本の南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社で瓶詰めしております。
モナストレル75%、シラー25%。アルコール度数14%。
フアン ヒルは1916年にフアン・ヒル・ヒメネスによって設立され、4世代に渡ってワインを造り続けるフミーリャを代表するボデガ。4代目ミゲル・ヒルはフミーリャの伝統を守る昔ながらのワインメーカーである一方、現代スペインワインの立役者でもある。スペイン最高峰のワインを目指した『エル・ニド』では、彼自身がオーナーを務め、見事フミーリャのポテンシャルと、モナストレル本来の質の高さを世界に知らしめた。
以下は2017年の試飲コメントです(2018/06/15)
ご存知かも知れませんが、私、シラーが苦手でコレには30パーセント入り
メインはモナストが70で御座います。
しかも14.5で、想像するだに、ネチ~ッと来るか(苦笑)でしたが、飲まなきゃ解らないのがワインで御座います。 全く予想が外れました。
色合いは、第一次ブームだった今世紀初頭のド・紫では在りませんでした。
しかも想像以上の綺麗な酸が御座いますし、収斂感は極僅か、アクセントの苦味もイイ
更に酔い方が優しく、抜けが良いのには驚くしかなかった。
ベテランが本気で飲むには当然物足りないのだが、居酒屋さんとかバルでこんなんが出たら、誰でも間違いなく褒めるでしょうね。
私の勝手な想像だが、国内ボトリングなので極めてクリーンゆえにセパージュの割りにサッパリしたした飲み口になっているのか。
新しいコンセプトのワインなので、安定性を観察するのに半年位の観察期間が必要かも知れないので、その後に店主 特選をつけるかの判断をしたいと思います。
今の状態が維持できれば文句無くそうなると思います。