La Grande Complication の区画は現当主Vincentの父であるJean Mongeardが1945年に植樹した、わずか30アールの区画から産出された葡萄から生まれます。Echezeaux V.Vにしてもいいような高樹齢と高品質の葡萄が採れますが、従来のEchezeaux V.Vとは全く個性の異なる葡萄の為、別のキュヴェとしてリリースする事に決めたそうです。畑位置はEchezeauxの中のLes Treux(レ・トゥルー)というリューディの上の方にあります。レ・トゥルーは元々所有しているエシェゾーのリューディでも最上部ですが、その中の上部分だそうです。
グランド・コンプリケーションとは、パーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、スプリットセコンドクロノグラフなどのいわゆる時計の4大機構である超複雑機構を、複数搭載した腕時計の総称で、複雑な味わいが絡み合うモンジャール・ミュニュレの新たなエシェゾーを表現するのに最適であることから採用されました。