アントル・ドゥ・メール南西部に位置するシャトー。カベルネソーヴィニヨン60%、メルロー40%。
お客様の声(2023/04 NICMANIA様)
色は中庸な濃度のガーネット。
香りは開けたてから全開。20年を経てなお健全な香りで、全く疲れを感じない。
赤くチャーミングな果実香。熟したカベソー。そしてメルロの甘さ。
プラム、ネクタリン、カシス、アメリカンチェリー、甘草、コリアンダー。
味は3,000円クラスのクオリティ。
味も香りもまとわりつくような感じがないため、ブルゴーニュ飲みでも違和感なく飲める味筋。
クリアでありながらも目の詰まった、上品で高級感のある熟した丸い果実味。
やや冷ややかな口当たりがあるのはステンレスタンクの影響か。
グリセリン的なねっとり系の甘さ、とても優しい酸味。
ベルベットのようにシルキーな舌触り。
後半にかけて僅かな苦み。
余韻はガトーショコラふう。
ココアや粉っぽいチョコレートっぽく、甘く熟した赤い果実。
最後の方はわずかにフレッシュ感が残る。
個人的に大好きだった03ヴィンテージの黒糖的なニュアンスも感じられ、大いに満足感がある。
この格付と価格にして、今まさに飲み頃のピークにあるのではと思う。
ワインって本当に面白いと感じた一本。
試飲しました(2023/03/16)
20年物に今年なるVTですが、タンク保管で近頃ボトリングされた様子です。
ですかコルクは短め染み込みは僅か、早く飲みなさいって事です。
その通り初日のクリアーでカベソーが華やかに香ります。
グラスは大きめが開きやすく、2本目は居酒屋さんの小さめなんで少し物足りない感じですが、ほぼ同じ印象でした。
ヒネ感は全く現れず綺麗にカベソーが香り、ボディーがメルルって役割です。
2日目はやはり普通のオールドに変化し、初日の飲みきりが宜しく、条件が揃えば超特選って体験が出来ます。