お客様の声(2024/07 NICMANIA様)
色はやや薄めのガーネット。まだオレンジは入っていない。この薄さで10年経過しているのに健全。
香りは赤果実。いわゆるニュージーランドのピノよりもブルゴーニュ寄り。
うっすらイチゴジャム、クランベリー、小梅、熟したプラム、アセロラ、クローブ、ミルクチョコレート、僅かにフェノール。
有機農法らしいけどビオっぽい感じはほんの僅か。むしろ意識して飲まないとわからない程度。
味は薄旨というよりはエレガントな脱力系。
含んでから飲み込むまで、ひたすらにナチュラル。
味の要素はどれも角が全く無く、そしてバランス良い。特に酸の丸さが特筆もの。
果実味には隙が無く、濃度感も絶妙。舌触りはビロードのようにスムース。完成度が高い。
ブルゴーニュとは違うけど満足度はブルゴーニュ並。
余韻はまだフレッシュ感が残る複雑な赤く甘い果実香と、少しのチョコレート。かなり長く続く。
以前飲んだ「トレブル ピノ ノワール 2018 ブラック エステート 」と比べると一段上の味わい。
あちらはかなりビオビオしていて、良い意味で「変態枠」のピノだったと記憶している。
このワインはビオっぽさを殆ど感じず万人受けするし、ブルゴーニュ好きが飲んでも満足できると思う。
試飲しました(2024/06/18)
10年以上経過したスクリューキャップのワインって初めてなので気にかかる。
ワインは健全だが開ない、無言だ。
夕食は食欲無いからカレーと家内が言うので、その前にチーズをアテにして飲んだが6時間経過して開き始めていた。
酸が明確なジュヴェレタイプで、昨今のブルピノが忘れてしまった薄旨タイプである。
度数も12.5%と低いが味の成分はタップリ乗っている。
ご存じかも知れないが、長期間一定温度で保管されるとワインの寝起きは悪くなるから、今回の試飲はワインが寝ぼけたままに近いので、健全性の確認が主な理由だ。
RWGの影響でダムスティープの14VTは全て消えたそうだが、ショップの方々は皆同じ事を考えている様です。