2015VTがベースでシャルドネ50%、ピノノワール50%。
ジャック・セロスに師を仰いだ若者アレクサンドル・シャルトーニュがデビューから10年、新世代シャンパーニュ生産者の筆頭になりました。雑誌Winartでも「次世代を担う!期待の造り手10人」に大きく取り上げられました。
山本昭彦氏の「1年に1度は飲みたい10本」にもセレクトされ、大手メゾンのプレステージクラスに匹敵するとの評価。
ジャック・セロスから学んだ「ブドウの根をまっすぐ伸ばす方法」と「自然環境を尊重したワイン造り」を遵守。除草剤は畑表面の草だけでなく土中の微生物まで殺して土を不活性化させ、ブドウの樹が根を横に広げてしまい、土壌から十分に要素を吸い上げられなくなるため使用を完全にやめました。また、畑に空気を含ませるために畑を鋤き耕しており、耕作用に馬を飼っているそうです。
メルフィにある様々な土壌タイプの畑からのワインをブレンドすることでメルフィのエッセンスを昇華させ、シャルトーニュタイエが根差す地を総合的に表現したシャンパーニュ。
リンゴの蜜のふくよかさとさわやかさを思わせるエレガントな香りが心地よい。旨みとして感じる細やかなミネラル感と果実のジューシーさに富むアタック。ハチミツやバターのふっくらとしたボリュームに加え、長期熟成の複雑さ、そしてアフターのフレッシュさが全体のまとまりを良くしている。高く広く華やかに感じられるのは、砂を多く含むメルフィのテロワールならでは。キュヴェ名はメルフィの守護聖人サンタンヌに因む。