最終在庫です。10年経った飲み頃ボルドーがこの価格なら文句なしかと思います。
お客様の声(2016/05 徒然わいん 様)
この日の夕食は豪州産肩ロースステーキ。
右岸のボルドーを開けました。
エッジに僅かにレンガを感じる濃い黒紫、グラスの底は見えません。
グラスからは、ほのかに紫の花、甘草、アニス、オールスパイス、干したデーツを思わせる熟したフェノール、プラムを思わせる黒系果実。
口にすると、柔らかな口当たり、少々の熟した果実の甘み、中程度の酸、後にじわーっと締めるタンニンの収斂味、ピリッとした辛味。
果実味がのっていて、それでいて、タンニンも落ち着き始めていて、美味しい。
もちろん、まだまだ熟成可能だと思います。
牛ステーキのマリアージュももちろん成功。
カップ ドゥ フォジェール 今回が初めてかなと思っていたのですが、3年前に2002ヴィンテージを飲んでいました。
その時に残したコメントを読むと、今回飲んだ2006の方が良いようです。
アルコールも2002が13.5%に対し、2006は14%。
2006は、葡萄がよく熟したようです。
エチケットのデザインも2006の方が良いですね。
お客様の声(2016/02 元NICMANIA 様)
色は濃い目でヴィンテージの割に若い。ルビーの残ったガーネット。
香りからして既に旨そう。
果実香は落ち着きと凝縮感があり、ややジャミーで甘く、高級感がある。
ドライプルーン、干しぶどう、干しイチジク、甘草、クリーム、インク、僅かに鉛筆。
開けたてはどういうわけか、少しアンモニアっぽい香りがある(2日目になると消える)。
味は見た目通り、まだフレッシュで濃いめ。
バランス良く凝縮感のある柔らかな果実味。
サン=テミリオンのような味わい。
少なくとも質の良いメルロから作られたということは理解できる。
少しタンニン由来の粉っぽい舌触りがあるものの、チョコレートっぽい鼻抜けなので違和感を感じない。
余韻はまだまだフレッシュで、複雑な甘い果実香が心地よい。
プルーン、ブルーベリー、干しぶどう、チョコレート。
最後の方はシュー皮のようなふっくらとした香りが加わり、長く続く。
初日の段階で3,000円弱のクオリティ。
2日目になるとさらに状態が良くなり、濃い味なのに液体に味に透明感が出て、とても2,500円とは思えぬ高級な味わいに。
黙って出されたら4,000円クラスの2010年あたりのボルドー右岸と答える。
3日目の印象は2日目と変わらず。
もう数年はこの高CP状態で呑めると思う。
試飲しました(2016/02)
近頃のボルドーは様々な技術でタンニンの粒子が小さくなり、早くから飲める、スマートなワインばっかりになりつつ有るって、私は思っていた。
でも少し古い物や、右岸のシャトーには昔ながらのやり方であろう、と推測出来る物が残っている。
このカプ06もそうであった。
開けて、肩まで来て気が付いたのだが、バックステーカーが邪魔して見にくかったが、オリが剥がれた痕跡があった。
何度も書きますが、コレなんですよ、見分ける手段は。
白熱電球が有れば、それに透かすと綺麗に見え、開けなくても解ります。
昔の私の倉庫はそうで、良く調べてました。
半分位までは、メルローの柔らかな味わい、それだけでも充分に楽しめますが、喜びは終わりが近づく程に大きくなる。
出来るなら、半分は翌日に飲んで欲しい。
味わいが、ガラリと変わり黒い色、味になってるでしょ。
最後のオリ混じりを注いで、ユックリ飲んで下さい!
黒い冷たい液体がスルリと胃の中に落ちる快感があるでしょう。
味わいも極めて複雑で、表現に戸惑うかも知れません。
普通のワインの表現には無い、暗闇の様なイメージの味。
この最後の部分は数倍のお値段のワインでもなかかな味わえません。
眠りから醒めて、ゆっくり成長します。
来年辺りが本当のピークかと思いますが、その変化を確認するのも楽しみの一つだし、貴重な経験になります。
出来れば複数本を飲んで欲しいと思います。
お客様の声(2016/01 alcoolique様)
昨日半分飲んで冷蔵庫保管していたワインです。
色はかなり濃い目です。
しかし口に含むと意外と濃くも無いのです。
以前のカプ・ド・フォジェールはタンニンが強い印象でしたが、これも10年経っているのでタンニンも落ち着いてきました。
枯れた感じも無く、熟成させるタイプではないので今飲むのに良いと思います。
試飲しました(2015/08)
おさらいをすると、シャトーフォジェールのセカンドじゃなくて、このシャトーの畑の中をサンテミリオンとカスティヨンの境界が通っていて、二つに分かれる、で間違いが無いと思う。
さて06、もうすぐ7年過ぎた訳だし、涼しい年だったので良い感じになってました。
一番に感じたのは、鉄分が強く感じます。
これメドック側のワインと決定的な味の違いでしょうか、右岸らしさが横溢してます。またほぼサンテミリオンと言えるロケーションだから、香りの多様さも、エレガントさも一般のカスティヨンとは大違いです。
若い物しか売られていない中での存在価値は抜群です!